徒花外連味

ともの2。 TOMO's since 2005

2020-01-01から1年間の記事一覧

徒花外連味。

春はあけぼの。秋は夕暮れ。夏と冬は、知らない。本当を言えば、春も秋も知らない。何も知らない。手足は勝手動き、肺は時時ストールする。

ノット・ノット・リング

手に、輪。咄嗟、髪に輪。浮遊の赤。いつもいつも線を超えてしまう癖がある。

暮らしながら過ごしている。

毎日、生活して過ごしている。毎日、どれだけの時間を、祈ることと泣くことに割り振れば良いのだろう。残り、紛らわせられるだろうか。まだ、魂を売ったあれを、信じている。

徒花外連味。

”歓ばせる為にあるもの”を良しとしよう。世の大抵を納得して飲み込めるから。ツキコのこと、「何が出来るの?」と聞かれたことがあって、「可愛いだけよ」と。(完全に、誰も歓ばせることはなく、)私は、日日、自分で点けて、自分で入れている。

ツキコさんが来て、6ヶ月経った。

ツキコさん、生後200日程。小さいねずみの、1000日程度の、もう、何割か迄。初めての冬が来る。

徒花外連味。

理解か、記憶か、と。悪魔等と言うものは魂を欲するが、魂なんて曖昧な部位は、失われて初めて、そういう物があったのだと分かるものである。完全な理解は記憶を補えるし、完全な記憶は理解に近い使い手である。私は、以前に、魂を売った事がある。

徒花外連味。

星は不変。普遍な量。両側から聞こえる小さい声。息の回数だけを数えている。嵐の度に、幾らかは流されていくのだろう。最後のさいご、石の様になって、空に離れて。天を眺めず、涙に暮れずに。脆いところ触り。

アンプゥ・アンプゥ・ヴォダァ

選択と凝縮の結果に人格があって、先に人格は選択し凝縮を促すのだろう。自己の拡大は、屹度、消耗する自己の補填であって、恒常性・生の状態を現しているのだろう。だから、屹度、私は重いのだ。空気の底に沈んでいられる程に。

夏の大会2020。

音を埋める。灯を渡す。落ちるように忘れていく。羽を突き立て、湖面に触り、順順に捉えられていく。風と石を通す並び。今、沢山が切れていって、最後、上方から全てが見えた。

地面を掘って船底を当てる。

天を眺め、空、喘ぎの声。管から一寸ずつ、舐めるように、腔塗る。薄い水の様な血の石飾り。触れていない間に進む舟。白い徒花、赤い外連味。

徒花外連味。

水のこと、色のこと。星のことを考えて過ごしている。濃い水は透明であることが美。強い色は重い。見ていられなくって、かくれんぼごっこ。

徒花外連味。

味しかしない。彼の味。咲かない。蕾まない。血が、流れている。

誰かを悦ばせることもないので。

分かる物語。私を悦ばせる物。管を遊びながら、自分で自分の機嫌を取る。1000日を数え始めてから、100程が経った。

「チについて」

若い時分、何やらあって、名前を付ける事になった。体を表すと言うならば、結城智恵はどんな人物になったか。彼は達観していたように見えたのだけれど、今の私なら理解できるのだろうか。毎年、記念日に花を送る程度の関係。

「ヨウについて」

タイトルは「葉について」から。(私の)ヨウコの名前。ヨウコの意味は、11個以上あって、私はいつも彼を思い出す。ヨウコとなんだったのか。もうあのひとを忘れられない。

天国へようこそ。

死ぬ時は、多分、静か。或いは、全て飽和に発火するのかもしれない。立てなくなって、起きていられなくなって、口にできなくなって、最後、完全に細やかに、分けて良い分だけ。楽園で生まれて、天国に帰るまで、恒常的に燃やす。初めて食べた時を覚えている?

泣いている(能動)。

眼を天に向けて、雨を見る気の置きところ、胸元にお湯をやって、湯気に燻む弱いこの胸、陽をやって、酸素を通して、緩めて、ようやく触れることができ、ああ、弱いのだなと分かる体、体という毎日聞いている、部分のことだって、私は、私のものですらわから…

オリジナリテイ・ユニーク・ユニーク。

熱力学第二法則を情報に適応する未来は来るのかと言うこと。意味の揮発、最近の考え事。飽和の時点は何時にあるか。私や、個個人が持つもの。生成エンジン足る脳。複製取り能。国民番号とかIPv6とか、ユニークは未だ依然として取れるらしい。

糸と銀。

舎る、細いもの。弱くて柔らかいものに、込めて、きっと手に触れられることになる。古く、布と銀細工で人人は飾り、守られていた。指は、糸と銀の為に、こうあるのかもしれない。

コリコリノート。

日記にはこう、書かれていた、「日記をつけよう」と。ひとがひとりで所有できるアーカイヴ、現代ではどの程度かと思案する。私は本棚を持っていて、もう、それは一杯こなのだ。本気で引用したい時、思い出したい時、何となく並べ直したい時、扉は開かれる。…

楽園。

空間を信じる?一時迄は、全員で信じていたものだったけれど。知の実を、口にしないで、種をとって、土に埋めるの。穴を掘って、船底に突き当たる行為。相手を欲する気持ち。時間と生殖。必要とされる範囲内に、毎日の餉。徒花は外連味の色。

徒花外連味2020。

時候の挨拶(時事ネタで記事の鮮度を担保する)をする。タイトルについての結論と結論に至る過程。記事内のマイルストーン。実例と検証。再度結論。いかがでしたかと尋ねる。

五月十三日の天気。

風の袋。昼の灯り。かけがえない君は、私だけが価値を知っていて。彼は、夜に回る。

徒花外連味/十日目の鼠。

種を濡らす水、血の色を移す肢の石。私は母と父に似ているが、どういう訳か姉とも似ている。ツキコ。彼のご母堂は、真っ白だった。彼と同じく生まれた兄弟は、彼と同じ灰青色。染色体のどこかしらに何かしら乗っているのだろう。今日で家に来て、10日程度経…

つきこエンゲイジ

初手可愛い。

五月五日の天気。

声もせず晴れ。晴れっていう天気を良い天気と呼ぶならば、良い天気だった。植物は、季節が来ると、狂ったように実在し始める。確からしいのは、だから、草木の侵蝕。動物より健かで、強い。動物の餌だけれど。

つきこマウス 其ノ貳

屬乎のこと具体的に表現しよう。色は灰青。短い尾っぽ。今は五日目かな。最初はケージに布を掛けていた。少し、巣箱から出てくるようになって。眺めている。可愛い。私の手からヒマワリの種を貰ってくれたのが嬉しかった。ツキコは、これから育っていくのだ…

つきこマウス 其ノ壹

―――杳乎のこと、どれくらい覚えてる?―――屬乎のこと。ツキコは小さいねずみ。先月生まれたねずみ。私のテラリウムの中にいる。

ツキコ。

かわいいかわいい3番目。ちいさいちいさい私の友達。まだ、出会っていないけれど、名前だけ決めたの。

showy prove abortive / Malchut

―――though our flesh is bound to this kingdom,we shall abide by the four laws,tread the twenty-two paths,and set foot on each of ten lands.thereupon,our "idea sephiroth" shall be crowned,and we will forever be protectors of god.―――深く深く…

 *わたしについて。

Author:Torno Kuyomo Reico
ともです。

江国湖畔に住んでいます。イタチ飼いでした。
嗜む程度に莨と珈琲依存。趣味は繰り返すこと。好きな人や物が多すぎたはずなのに、思い出せないのだわ。

風にあたると風邪を引く。





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