2017-11-01から1ヶ月間の記事一覧
眠りの内のみに開く。夜に灯りを、見るための灯りを。
いいなんとかの日、の月が終わる。一方、また終わらないものもあって、なんでだろう、終わればいいのに、と思っている人を眺めている。
視程があった。雲も一つもなかった。風も全然なかった。止まっている。動けない。止まれない。付いていけない。あれ以外ない。思い出せない。生きていると言えない。魂が止まってしまう。魂が止まっている。
天気雨、日差しや鈍色や土砂降り。山の日の当たったところが色が付いているのが臓器のようで、そう見えるのに熱を感じられないのが認知不協和になる。生と死の境を目する。
日が低くなってる。冬の構え。冬支度。不憫。不備。爪よりも先。爪先に沙汰。毛先に遊び。凪に保たれたらよいとして温めて差し、夜は葉の影、心もちもち。
みつかることはないのは、もう忘れているから。100年。眠り薬でぼんやりとしているところを見てる。
なぐさめてもなぐさめても超えることなく。爪は一瞬で乾くし、髪はいくら経っても湿ったまま。今日は風と雨があった。
なにもしていないし、さわれない。
持て余すくらいの日和。手ブラでゆっくりと。やってみようという気持ちが少し出てきた、実に数百日ぶりである。