あと二十年してから、もっかい見たいかも。
自身の青さゆえ、まだまだ受け止めきれない部分がたくさんありました。
思い出ぽろぽろ以上の大人ジブリでした。
面白かったよ。
って友達が言っていました。
さて、私の感想。
いいないいなって場面が多い映画でした。憧憬が沢山ありました。美しい人達がいました。それらが観られて、感想として、仕合せになれました。
太宰のヴィヨンの妻や、冬目景の羊のうたに触れた時のような感覚を思い出される映画でした。
憧れ、そんな風に生きられたら、それは十分な人生で、現実の私には持ち得ない奇麗な時間が有りました。
国語の教科の点数が足を引っ張っていた私は、物語のメッセージとかそういったものを読み取るのが苦手です。この映画、風立ちぬで監督が伝えたかったことなんてあったとして、わかりませんでした。
物語は美しい機械を造る情熱と夫婦の愛情で描かれていました。戦争に負けた国で造られた戻って来なかった飛行機、身体が弱くて美しい人との時間。
私にとって惹きつけられる要素が満載でした。私は機械が好きで、飛行機が好きでした。私の祖父もまた飛行機の製造に関わっていました、祖父は短命でした。私は身体が弱いです。夫婦愛に憧れます。
普通の映画でした。気に入りそうです。