手当てということについて。
私は幼少より体が弱かったです。しんどくて眠れないことも時々ありました。
自分では苦しくて寝られないことの辛さを他人よりも知っているつもりです。
浅い眠り、もとい薄い意識の中で夜の時間だけを感じる不安さ。辛さが何時(なんじ)まで続くかも分かりません。
呼吸が楽な姿勢は体に負担をかけ、疲労感は眠りを誘います。眠気を許さないような纏わり付くような病気の意思が存在するというのに。
背を擦って(さすって)もらうと楽でした。小さい頃は落ち着き、寝入るまで母に背を擦ってもらった記憶があります。
病気の時は本当に何も考えられないのですが、小さかったときは何も思わなかったのですが。手を当てて 傍の人を見守る側(擦る側)の気持ちはどんなものなんでしょう。
寝ずに手を貸し、当てること。気遣いと愛があるのでしょうか。
優しい手の持ち主に、なりたいと思いました。