熱の在る夜。
回ることに飽きる。
いつもなら 気づくはずだった。
まだ 家に帰れる 、そう思っていた。
でも 隠されていたものを見つけた、そこに向かって 一歩進んだ。
近づいた。
眠ることはもうでき無そうだ。
いや、今の 此れは夢ではないのだろうか。
わからないけれど。
落ち着かない 夜 空 熱 冷気 眩暈。
特別な日。
私は 世界の 何処にも いた。
広がる。ボーダーはなくなる。37度。赤い。目が熱い。
熱の中で、泣いたのを 覚えてる。嬉しい 哀しい 楽しい。
ただ 泣いたのを 覚えている。