2019-04-07 パソナル・エゴー・エゴー。 ハコ 花は、全部開いて、もう、有機の匂いに街は満ちて。元素の循環だとか、植物の侵食だとか、睫の影とか、終わりも陰りも季節のものだった。赤外。自然のままに、伸びたものを眺め。きっと、彼は痛みなんて感じていない。口をとめる。ディープブルー。空気なんて止めておけない。星を渡るたびに、薔薇のことを思い出す。二つ目を合わす。緑地に白。私には聞き取れない言葉、読めない文字。どう字引けばいいかもわからない。私はゆっくりとしか歩けないのだ。どこか一服できるところがあればよかったのに。