2018-12-31 少年よ、羊は雪になってしまった。 ハコ 空気を含んだ白いふわふわとした綿のような氷が一面にあり、足跡は点点と続いている。雪というらしいそれらに、草は埋まってしまって、羊はたべるものがないの。星を見上げて、息をして、a sheepは声を出す。その羊の群れはもう柵の中。その羊だけ森の近く湖の当りにいる。赤や緑の飾りを燃やした光は赤くも緑でもなくって、上方に黒い煙の塔を建てている。赤や緑を、羊は食べればよかったのに。赤い羊や緑の羊が、壁に走っていった。乾いた砂漠のような杳乎に、雪が飲まれている。