徒花外連味

ともの2。 TOMO's since 2005

少年よ、羊は雪になってしまった。

空気を含んだ白いふわふわとした綿のような氷が一面にあり、足跡は点点と続いている。雪というらしいそれらに、草は埋まってしまって、羊はたべるものがないの。
星を見上げて、息をして、a sheepは声を出す。その羊の群れはもう柵の中。その羊だけ森の近く湖の当りにいる。
赤や緑の飾りを燃やした光は赤くも緑でもなくって、上方に黒い煙の塔を建てている。
赤や緑を、羊は食べればよかったのに。
赤い羊や緑の羊が、壁に走っていった。
乾いた砂漠のような杳乎に、雪が飲まれている。
 *わたしについて。

Author:Torno Kuyomo Reico
ともです。

江国湖畔に住んでいます。イタチ飼いでした。
嗜む程度に莨と珈琲依存。趣味は繰り返すこと。好きな人や物が多すぎたはずなのに、思い出せないのだわ。

風にあたると風邪を引く。





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