部屋から出られなくなる。ひと思いに、衝動を焚き付けたら、少しだけ出られるのだけれど、ひどく疲れてしまうのだ。
過去にはもっともっとお出かけとか行動とか交流だとかが出来ていた気はするのだけれど、今は極めて小さい気力しか無いのだわ。
気持ちが起こらないのだわ。彦根城とか豆屋とか猫屋とか図書館とか案だけ。
落ち着かない。ꘐ
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ねこのことをかんがえた。猫が好きだったかどうか、どうかは別として猫を撫でたことはあった。知ってる猫だった。イタチを思い出す事もあった。
猫が好きだったとする。過去を思い出せるか。いつから好きだった? 初めて何かしらしたのはいつ? 誰が誰に何時何処で何故どの様にして、それはあったか。
幸せが定義されているタームは実際にあったのだろうけれど、まるでまるで非現実的なような別世界とか別次元なようなような。
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落ち着かず、刺激に弱い。大きな音は悲鳴に聞こえ、小さい音は気になってしまう。
思い出すという行為が難儀である。行動に対して認知を伴わせるあの技術との三度の再会。何か事柄について考えたり思ったりが出来ず、悲しくて可哀想としか感じられない。新しい感じがしなくって、当たりをつけた感じしかしなくって、ぼんやりな感じ。
死んだような生活。文字的矛盾。すべてが無意味だと感じられるような気分の気持ちになって、運転や操作が怖くなる状態。人が多い所、週末のスーパーマーケットとか、そういう所に行くと嫌になる。嫌な気分になる。嫌な気持ちになる。嫌な感じがする。誰かを眺めるのが嫌なんだろう、それは誰かに自分を見られるのが嫌だからだろう。一人、というか静か、というか、落ち着ける状態じゃないと落ち着かなくって死にそうになる。
↓などなどと考えるのは良くない。人がいても騒がしくっても大丈夫。普通にいつでも応対出来る目も口も生きている。気持ちになどならない。気分など変わらない。状態は死なない。
何にも向かない。
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先日、衝動的に家具の配置転換を行う。
結果、机が広くなった。珈琲が淹れやすくなった。ディスプレイが見やすくなった。
腰も痛くなった。寝不足が発生。
くうくう、と、杳乎の寝息が聞こえた気がした。
位置決め。移動させる。馴れない。