納得や信じることの、流用をする場合を考えます。
納得は考察や検討をしなければならず、信じるにはそれに足る保証が要ります。
ある物事を、事象を、現象を、状態を、基準を、数値を、全てに対して照査したり、信じきるまでそれを読み込むには、大変な労力が必要となります。
そこで、流用をします。
これがこう、それはそう、当たり前である仮定、前提条件を認めること。
あるいは、先生の言葉、信頼たる本の内容、近しい人の声。こういったものから、大変な労力を伴う納得や信じることを簡易に得るのです。
ひとには、人個人には、有限のリソースしかありません。
一人では届かないものばかりです。
流用せざるを得ない、と言う点を、納得せざるを得ない。