昼間から登っていた半月は私の席からしか見えない位置にあった。右に笑いながらハンドルを握る人の代わりに、私は飽きるまで月を見上げていた。黄色ちゃんは私達をどこまでも連れて行ってくれる舟。少し開けた窓から煙が流れていく。
わかりあえるまで語り合えるだろうか、すべてを。
歩けなくなることも、目が見えなくなることも、恐くはないよすべては夢幻だけど。
昼間から登っていた半月は私の席からしか見えない位置にあった。右に笑いながらハンドルを握る人の代わりに、私は飽きるまで月を見上げていた。黄色ちゃんは私達をどこまでも連れて行ってくれる舟。少し開けた窓から煙が流れていく。
わかりあえるまで語り合えるだろうか、すべてを。
歩けなくなることも、目が見えなくなることも、恐くはないよすべては夢幻だけど。