差異について
差異を意識していないことに拠って、残念なことになるときがあります。たとえば、ある料理が好きだったとして、実のところはある特定のお店の料理が好きなだけで、その料理と言うものが好きではなかったりするといったことです。
私は図書館が好きでした。そう思っていました。蹴れど、図書館へ行くと眩暈がします。眩暈自体は、知らないところへ行くといつも起こる 私の性質なのですが、何度か行っても、長時間は居られないのです。私が好きなのは 実家の近くにある市立図書館だったのです。流石に、学校の図書館は眩暈することなく長時間いられますが、今住んでいる街の図書館は長時間いられません。前に行った別の図書館でも眩暈を感じました。たぶん、他の図書館もそうでしょう。
好きだと思っていたものがそうでは無かったと知ったときに、私は悲しく感じました。気持ちの中で好きだったものが離れていくのを感じ、過去の自分を別視してしまいました。