苦手話。
声が出ないことが、こんなにも、君たちを分け隔てるんだね。
思わず呑み込んだ言葉は幾語あるの?
夜の風浴びていれば心洗われて、笑う月の青い光に何かを願えるのでしょう。
真面目に。つまり、真摯に。ああ、何処までも素直な真間に。
とても大切にしていた玩具のこと、君は忘れてしまっている。
それは普通のこと。
時はシンプルな選別で糸を切っていく。
受け止めることは難しく、そのために、君たちは何かに任せる。任せようとする。
任せよう、とした。
運命とかね。
運命は必然でなく偶然で出来ていると言う。
手をつながないのは。意思が無いからで、風が吹かないからではない。
散ってしまっても。言い訳になんてならない。
視覚的な感傷なんて、だれにも伝えられないと分かっているからね。
君は。
君たちには何もないからね。
君は。
本当に、糸なんて。欲しかったら紡げばいいのに。
本気だしたら、けっこう出来ることもある。
それこそ、冷静になれば、出来ることは増えるのだから。
糖で考えてよ。
さて、苦手なのか。
たぶん。すべてのことの間に、人よりも多くの時間をはさまないと進めない。
けど、やっぱり、時間は糸も切るからね。
意図などはなくなってしまうかもしれない。
まだまだ、朝晩寒いでしょう。
声を掛けたい。
本当のことを話したい。
嘘吐き。
うそうそ。