星の王子様-サンテグジュペリ
数年ぶりに星の王子様を読みました。
世界には何十億という人がいて、そのなかで自分にとってある人が特別な人になること。作中ではそのことを「飼いならす」と表現していました。私自身、どれほど多くの人に飼いならされて来たのでしょう。どれだけの人を飼いならして来たのでしょう。
飼いならされるのは怖いことです。でも、その中に「麦畑の色の分だけの得」を見つけられるかもしれません。世界で一匹の狐は、今までなにも思わなかった麦畑を見るときに、王子様の笑顔を思い出せるようになりました。だから、飼いならされることは怖くないんです。
私自身は麦畑を見て、王子様を思い出して、泣くでしょう。